2012年04月02日

日銀短観の結果と追加金融緩和について

(本日のメルマガより)

今日は朝から飛び跳ねて86.59円からスタートしているのですが、
これは週末の日曜日に、中国が発表した中国製造業PMIが53.1となり、
予想の50.8よりもかなり良かったため、豪ドルにもプラスに働く結果に。


先月、中国の景気減速が明らかになったという見通しは、HSBCが発表した
製造業PMIが大幅に悪化したとの内容が原因で、それ以降、豪ドルが
軟調推移となっていたわけですが、それを打ち消す効果のある内容が
昨日、発表されたわけですので、いったん豪ドルは買われやすい展開に
なりそうです。


ただし、金曜日の米雇用統計発表に加え、今週は明日3日に中国非製造業PMI、
豪小売売上高、4日に豪貿易収支発表と、豪ドル関連の経済指標やRBAの
発表が多くありますので、こちらの結果を見ながら、という感じになりそう。


なので、今週の基調としては、売られた豪ドルの買い戻しが中心ですが、
明日、あさっての経済指標次第で、豪ドルの利下げの可能性が出てきますので、
その場合は、売りを誘う展開になります。


どうも先週から見ていても、期末にからんだ売買では、日本国内は
外貨売り円買いが中心なのですが、海外短期筋は執拗に円を売ってきていて
いるため、なかなか崩れず。


4月に入った今日は、期末が終了し、国内の外貨売り円買いが一段落した関係で、
円売りが優勢になっています。


また、今日の8時50分に発表された日銀短観は、予想よりも悪い結果となり、
円売りが続いています。


海外短期筋の円売り見通しについては、今日の日銀短観が悪かったことで、
4月27日に行われる日銀政策金利決定会合での、追加金融緩和を期待しての
売りのようです。


先行きは、ほんの少しプラスに転じているのですが、これは事前の予想からすると、下限のぎりぎりの範囲なのです、良くなってきている感じではないようです。


昨年からのヨーロッパ売りから、日本へ視線が移っていますので、
ギリシャやスペイン関係で大きな動きがないと、海外からの円売り圧力は、
継続しそうな状況です。


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2012年01月15日

S&Pによる、フランスの格下げについて

S&Pよりフランスの長期国債格下げが発表されました。

フランス「AAA」格付け1段階下げ、ドイツは維持−米S&P発表
(ブルームバーグ)


今回の格下げについては、昨年から既に言われていたことなので、
それほど影響は出ていません。

格下げがあって当然の状況だったからです。


朝倉さんの本にも詳しく書いてあったので、
引用させていただきながら説明してみます。


よく話が出るCDSですが、フランス場合、
去年の11月の段階で数値が2.07%になっていますので、
市場は10%程度の確率でフランスが国家破綻に陥るとみています。

昔から『市場のことは市場に聞け』、とよく言われますが、
実際のマーケットは、実にいろいろな情報を織り込んでいますので、
現実の実態に近いのは、おそらくCDSの数値でしょう。

実際に、CDSの数値から見た格付けを行っている会社があります。
それは、ムーディーズの子会社ムーディーズアナリティクス。

ここではフランスなど、トリプルAを維持するどころか、
とうの昔から、トリプルBの格付けで評価されています。


今後は、この格下げの影響を注目してみていく必要があります。

フランスを含めた国債の利回りには特に注目でしょう。

また、欧州の国債を大量に保有している金融機関にも注目です。
保有している金額が大きいので、国債価格が下落すると、
金融機関の評価損が膨らみます。

まあ、国債は時価での評価をしなくてもいいように、
特別措置があるかもしれませんが・・・


もし、国債の売りが加速した場合、さらなるユーロの下落が考えられますが、
現在の状況が大きく転換するポイントがあるとすれば、その売られた国債を、
ECBが大量に買い付けて支える宣言をする時でしょう。

副作用としてインフレが強くなりますが、
そんなことを言ってられない状況ですので。

ドイツの決断次第です。

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2012年01月10日

年初相場から読み取る2012年の見通し

2012年がいよいよスタート!1月2日の為替相場では、
インターバンク市場でユーロが98円台まで下落

凄い動きから始まったな〜と思ってみていましたが、
今日1月9日にはユーロは97円台前半まで下落しています。

2011年の年末にはもう十分利益を出しているトレーダーは、
無理をしませんので、ポジションを閉じているファンド関係が
多かったのですが、年が明けたので新規にポジションを取り始め、
それがユーロ売りだったわけです。

年末ギリギリにユーロが急に下げたので、
ぼくはビビって様子見でした。見事に儲け損ねました・・・


さて、それ以上に気になったのが、原油の急騰でした。

メールマガジンにも書いたのですが、最近のイラン情勢について、
明らかに勉強不足でよくわかっていなかったのです。

お正月に実家に帰る新幹線の中で読んだ、朝倉さんの新刊、
もうこれは世界大恐慌 超インフレの時代にこう備えよ!
を読んでいたら、一番最初のページがイラン情勢で、
かなり動いてきたことが書いてあって、これは要注目だなと思ってはいたんですが、
こんなにすぐ動いちゃったので、対応できず。

これまたもったいないチャンスロスでした・・・


振り返ってみると、年が明けてここまでのところ、

『商品市場の急上昇、ユーロの下落、株のやや上昇』

となりますので、やはりマーケットは今年はインフレに
注目している
ことがわかります。

結局、現在のユーロ問題にしても、景気悪化の状況にしても、
いったん解決するためには、通貨の供給量を増やすことしか、
方法が無い
のだと思います。

危機を脱するために通貨発行を増やし、
その結果、インフレが止まらなくなってしまう、
そういう展開になるとマーケットは見ているようです。


ユーロ問題は、例えばECBが危機に陥っているギリシャ、
スペイン、イタリアに加えて、フランスなどの国債を、
売られる分があるなら、とにかく全部買い取ります、という
究極の方針を打ち出せば、急激に戻す展開になると思います。

ただ、その結果待ち受けるのは、止まらないインフレでしょう。

豪ドルがあまり下がらないのは、
そのあたりのインフレが豪ドルにはプラスに作用するからです。


金や原油を買っていくのは、今年も良さそうです。

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2011年12月29日

年初の動きに要注意!

今年2011年もあと3日になりました。

ユーロ問題が市場を席巻した1年でしたが、
これは年明け以降も変わらず、大きくマーケットを揺さぶると見ています。

色々とユーロ圏の会合など開かれていますが、何一つ根本的な解決策は出ず、
その場をなんとかしのぎきっているだけですから。

ユーロ下落継続と考えてよいと思います。

で、特に危ないのが、年初の動き。

何かある年は、年初の相場が一気に動いて、その年の動きを暗示します。

日程的には、年内は30日明日までで、年初は1月2日からとなります。
日本は株式市場が1月4日からですが、世界のマーケットは1月2日から。

政府関係者が休んでいて、商いが薄い1月2日は、
仕掛けるタイミングとしては非常にやりやすい。

注目して、動いた方向についていく戦略が良さそうです。

posted by FX豪ドルマニア at 00:49| Comment(2) | マーケットの見通し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

ユーロ圏首脳会議の結果から聞こえ出した大混乱の足音

先週12月8日・9日の2日間にわたって開催されたユーロ圏首脳会議ですが、
出た結論としては、ほぼ事前の予想通りの内容でした。

中長期的な話で、
『財政再建を達成するために、罰則も導入する』といった内容。

しかし、マーケットが求めていたのは、中長期の話ではなく、
今すぐに実施すべき喫緊の短期的な対策

具体的には、『国債の買い入れ限度の拡大』『ユーロ共同債の発行』 の話です。

この件については回答がありませんでした。実際にこんなニュースが出ています。
ECB国債買い入れ限度週200億ユーロ、首脳会議後も変わらず


また、8日に開催されたECB理事会ではドラギ総裁が注目発言。
「国債買い入れは、永遠でも無制限でもない」
「最優先事項は物価の安定だ」
「ECBの役割は安定性の守護者だ」


この発言後、ユーロは急落。
この期に及んで、最優先事項が物価の安定とは恐れ入りました。


現在のマーケットが多少安定してきたように見えるのは、
11月末に実施された、このドル供給政策のおかげです。

FRBなど主要6中銀、ドル供給金利引き下げで協調

ただ、この効果も永続的なものではなく、一時しのぎの政策ですので、
いつまで持つかはわかりません。


ユーロ圏の国債が暴落している中、
のん気に中長期の話をしている場合ではありませんから、
このままいけば、時期的にはクリスマス明け、もしくは
年明けあたりには市場の大混乱となることは避けられない状況です。

さらに言えば、この流れは必ず日本に来ますので、
その場合は、いよいよ円が大きく売られる展開となりそうです。

posted by FX豪ドルマニア at 15:17| Comment(6) | マーケットの見通し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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