2012年01月15日

S&Pによる、フランスの格下げについて

S&Pよりフランスの長期国債格下げが発表されました。

フランス「AAA」格付け1段階下げ、ドイツは維持−米S&P発表
(ブルームバーグ)


今回の格下げについては、昨年から既に言われていたことなので、
それほど影響は出ていません。

格下げがあって当然の状況だったからです。


朝倉さんの本にも詳しく書いてあったので、
引用させていただきながら説明してみます。


よく話が出るCDSですが、フランス場合、
去年の11月の段階で数値が2.07%になっていますので、
市場は10%程度の確率でフランスが国家破綻に陥るとみています。

昔から『市場のことは市場に聞け』、とよく言われますが、
実際のマーケットは、実にいろいろな情報を織り込んでいますので、
現実の実態に近いのは、おそらくCDSの数値でしょう。

実際に、CDSの数値から見た格付けを行っている会社があります。
それは、ムーディーズの子会社ムーディーズアナリティクス。

ここではフランスなど、トリプルAを維持するどころか、
とうの昔から、トリプルBの格付けで評価されています。


今後は、この格下げの影響を注目してみていく必要があります。

フランスを含めた国債の利回りには特に注目でしょう。

また、欧州の国債を大量に保有している金融機関にも注目です。
保有している金額が大きいので、国債価格が下落すると、
金融機関の評価損が膨らみます。

まあ、国債は時価での評価をしなくてもいいように、
特別措置があるかもしれませんが・・・


もし、国債の売りが加速した場合、さらなるユーロの下落が考えられますが、
現在の状況が大きく転換するポイントがあるとすれば、その売られた国債を、
ECBが大量に買い付けて支える宣言をする時でしょう。

副作用としてインフレが強くなりますが、
そんなことを言ってられない状況ですので。

ドイツの決断次第です。

posted by FX豪ドルマニア at 02:06| Comment(0) | マーケットの見通し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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