2011年10月22日

最近のユーロ関係ネタのまとめ&注目ポイント

欧州債務問題は、相変わらず一喜一憂の展開。
あちこちでニュースや、要人の発言で相場が大きく動く、
ボラティリティの非常に高い展開が続いています。

典型的な非常時の動きになっていますね。


最近のユーロ関係のネタをまとめ

■どこが悪いのか?

→ギリシャ国債を始め、欧州各国金融機関の保有する国債の値下がりがひどい。
 なので、含み損がひどい状況に。大手の格下げも相次ぐ。

→実質、債務超過に陥っている銀行もかなりあるようで、
 そんなところにはお金は貸せません。

→銀行がお金の融通が出来ないという異常事態&倒産の可能性があるので、
 とりあえずECBなどが動き、この流動性の問題は落ち着く。

→実際にギリシャがデフォルトになった場合、欧州の金融機関の
 損失ダメージがかなりひどくなって、潰れてしまう可能性があるので、
 金融機関に資本注入が必要。その流れがヨーロッパで出来てきた。
 (ユーロが買い戻されるきっかけに)

→ギリシャ国債は38兆円くらいですが、イタリア、フランスは
 国債発行残高のケタが一つ違います。
 なので、フランス国債格下げで、国債単価が下がると、
 保有する金融機関の損失は莫大になります。
 (フランス格下げのうわさでユーロ下落)

→イタリアやスペイン国債に関しては、ECBがこの春ぐらいから、
 かなりの金額を買い入れて、国債価格が暴落しないように、
 必死で抑えています。

→EFSFは200兆くらいの規模になるそうだが、
 これでも足りないかもしれない。
 ドイツの負担はかなり大きいですね。
 マーケットはこれだけの規模であれば、欧州危機が落ち着くと
 いう見方もあるようです。


ただ、ぼくが見てる感じだと、どうもユーロを多少は戻して、
評価損を減らしたい動きがかなりあるような気がします。

根本的な状況は改善しているようには見えないのに、
結局、ストップロスを連続でつけにいったりして、
投機的な動きで、値幅が大きくなっているだけです。


大問題!ギリシャ国債のCDSはどうなるのか?

ギリシャ国債はもう全てを返済することは不可能になっており、
20〜50%程度のヘアカット(元本を減らす)方向でしたが、
今出ているのは、50〜60%のヘアカットになりそうだということ。

これはとんでも無い話ですが、そうなった場合に備えて、
金融機関にとにかく資本注入して、乗り切ろうとしています。

ただ、ギリシャ国債の元本カットは、実質的にデフォルトと同じですから、
次の注目ポイントは、CDSです。

CDSは、倒産保険のようなもので、もしもギリシャ国債がデフォルトに
なった場合には、保険をかけていた人に、保険金が支払われることになります。

この金額がやばいわけです。

ギリシャ国債がデフォルトになった場合に、やばいのは、
このCDSの引き受け手です。

たぶん払えないんじゃないでしょうか?


リーマンショックの時を思い出してもらうとわかりやすいのですが、
リーマンブラザーズが救済してもらえず、潰れた時に、翌日あたりに、
AIGもほぼ実質破たんの状態になりましたが、あれもCDSが問題でした。

つまり、AIGは、CDSの引き受け手だったわけです。

その対象の企業がつぶれない限りは、保険金は支払わなくてよく、
保険料はもらえるわけですから、これは一見すると、おいしいビジネスに
見えました。

ただ、これは実は相当なリスクを抱え込んでいることが
AIGにもわかったので、実は2005年頃から、CDSの引き受けを減らしてました。

それにもかかわらず、この有り様です。一瞬でした。


リーマンCDSの想定元本60兆と比べて、今回はどのくらいかわかりませんが、
ギリシャだけでこのレベル近くはありそうなので、
どこから損失がドカッと出てくるかわかりません。

だいたいのCDS取引は相対取引で、表に出にくいので、
リーマンショック後にかなり規制が入ったはずなのですが、
この実態はよくわかっていない可能性があります。


23日の会議が期待されていますが、26日に延長して会議が
行われることになった、ということを考えると、これはやはり
難しい局面に入ってきているということでしょう。


来週は恐怖の10月28日がありますし、少しこわいなと思っています。


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posted by FX豪ドルマニア at 23:37| Comment(2) | マーケットの見通し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見させていただいてます。
28日、何があるのでしょうか?
Posted by そらまめ at 2011年10月24日 00:26
10月28日は、2008年リーマンショック後の動きで、
夜のNY市場が554ドルの大暴落。(ブラックマンデーをしのぐ暴落幅)

それを受けて、日本の株式市場も暴落して、
日経平均7000円割れとなって、場中の最安値を更新した日です。

よく比較される1929年の世界恐慌でも10月24日はブラックサーズデーと
呼ばれる大暴落をしてますし、リーマンショックの2008年もこの週は
日経平均が800円や1000円以上下げた日が多くある、恐ろしい1週間です。

大暴落は決まって秋なのですが、特にこの週は歴史的にも
確率が相当高い週なので、ちょっと怖いなと思っています。

Posted by 管理人 at 2011年10月24日 00:49
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